Masteries

技術的なことや仕事に関することを書いていきます.

#プログラミング原体験

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※ 以下, 自分語りをしています.

プログラミングに興味を持ったのは, 根源をたどると幼稚園児の頃に父親が確かIBMのパソコンを買ったのがきっかけ... だった気がします. Windows 3.1が動いていて, 「A列車で行こう4」とかで遊んでいた記憶があります.

小学生になると, Windowsは95や98を使うようになっていて, 「Age of Empire」シリーズやRPGツクールのゲームで遊ぶようになっていました. そこから, 「こういうゲーム, 作ってみたいなあ...!」と思ったのが, プログラミングに関心を持ったきっかけでした.

中学校, 高校と, 引き続きそういった領域に対する興味は持っていたのだけれど, 自分の持ち前の悪い方向の怠惰さが影響してか, 実際にプログラミングを書いてみよう! 動かしてみよう! ということにはならなかったのですよね. RPGツクール2000を親に買ってもらって, ゲームを作ったりはしていたけれど(既存のゲームを参考に, オリジナルの戦闘システムとか作ろうとして頓挫するタイプの子供だった), そもそもとしてプログラミング言語を扱う環境を作る, というところで諦めてしまっていました(確か当時は適当に調べていたので, 「プログラミングするにはLinux? っていうやつがいるんでしょ? なんかめんどくさそう...」とか思っていた気がする. 今からすれば「四の五の言わず, やれや!!!」って感じなのだけれど...).

...後は, プログラミングには興味を持ったものの, なんというか, 「興味」で留まっていて, 「具体的な夢」にはなっていなかったので, とりあえずいろいろやってみよう! の精神があったのかもしれません. ということで, 高校まではそういう感じで, 割と普通な(そして若干オタクな)学生として過ごしていました.


というわけで, 本格的にプログラミングを始めたのは大学に入ってからでした. 結局, 高校までの時間を過ごして「(職に繋がりそうな方向性で)やってみたいな」と思えたのがプログラミング(情報科学)だけだったので, 指定校推薦で関西学院大学の情報科学科に入り(当時の成績かつ関関同立の情報系学部で行けるのがここしかなかった!), 講義でC言語を触ったのがちゃんとした(?)プログラミング体験の第一歩でした. 「自分の書いたコードが動く」というのがとにかく最高の体験で, 授業はめちゃくちゃ楽しかったのを今でも覚えています.

...というわけで, 「#プログラミング原体験」の最初のエントリを書いた id:utgwkk さん達みたいに, 小学校や中学校など, 幼い頃からプログラミングをしてこなかった... というのは, 割と自分の中ではコンプレックスというか, 「みんなちゃんと経験積んでいて凄いな」とか, 「ショボくてすいません...」みたいな気持ちを時折呼び起こすのですよね... まあ逆に言えば, 大学からプログラミングを始めたような自分でも, 今なんとかコードを書いてメシを食えているので, 「大学からプログラミング始めたんすよね...」という人も「まあなんとかなるぞ!」と言えるのかな... と思っています.

話を戻して... 通常研究室配属は4年のところ, 一部学生は3年から仮配属が出来る, という制度があったので, 講義が面白かった教授(石浦 菜岐佐教授)のところに配属してもらいました. そこで出会ったのがPerlです. 授業ではC言語など, 型がある世界でコードを書いていたところ, Perlの型のない世界が逆に斬新で, ハマりました. なんというか自由さを感じたんですかね...? あとはシュッと書いてシュッと動く, という体験が良かったのかもしれません.

研究室でPerlを使ってあれこれ研究しつつ, 趣味でCGIを使ってTwitterクライアントを書いたり(まさに自分もprint "Content-Type: text/html\n\n"とか書いてた!), 友達が遊んでいたブラウザゲームのデータを分析するツールを作ったり... いろいろコードを書いていた気がします. そういえば, PlackやAmon2と出会った時に, 「えっ, こんなに簡単にウェブサービスが書けるの!?」って感動した記憶がありますね.

...今にして思うと, ここでRubyやPythonと出会っていたら, 多分自分の人生は大きく変わっていたのではないかなー, と思います. 多分はてなに入る事もなかったのではないか. 一方で, 自分はPerlと, Perlを通じて知り合った人たちと出会えて本当に良かったと思っていて, そういう意味で石浦教授は最高の恩師だと思っています.

後はなんやかんやあって修士まで石浦研究室でお世話になり, その間にKansai.pm/Kyoto.pmやYAPC::Asiaに参加したり, Perl入学式を立ち上げたりしてから, なんとなく就職して, 今に至る... っていう感じです.


改めて振り返ってみると, やっぱり自分は「動くもの(Webサービスとか...)を作る」というのが好きなのかな... っていう感じがします. だからコードを書くのは超楽しいし, 「チームで」サービスを作るための道具(?)として, アジャイルやスクラムとかにも関心を持てたのかな..? という気がします. id:onishi の「手を動かした者だけが世界を変える」の通り, これからも様々な形で手を動かしながら, Webサービス開発に携わっていきたいな, って改めて思いました.