大抵のサービスでRedis入れているけれど, そんなにガッツリ理解しているわけではなかった(ライブラリがいい感じにやってくれるのに頼っていた)ので, とりあえず初手として「Redis入門 インメモリKVSによる高速データ管理」を読んでいました. 確かだいぶ前に, Kindleで電子書籍版が安く販売されていたので購入して積んでいた... 記憶があります...
- 作者: Josiah L. Carlson,長尾高弘
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: 大型本
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中身としては, Redisの紹介や代表的な機能紹介をする「第1部 さあ始めよう」, そこから発展して様々な要求をRedisで解決していく「第2部 コアコンセプト」, RedisのスケーリングやLuaを利用する方法について書かれた「第3部 次の一歩」という, 3部構成の本になっています. 2013年に販売された本ということもあって, Redis 2.6(当時の最新版)がベースになっているけれど, とはいえRedisの得意/不得意な領域とか, それを活かしてどのような事が出来るか, というのを理解する点では「第1部 さあ初めよう」は結構有用でした.
一方「第2部 コアコンセプト」は, サンプルコードがPythonで書かれており, iPhone 7で読もうとすると異様に読みにくい(これはiPhone 7で読もうとした自分が悪いのですが, とにかくインデントがわかりにくかった...)のと, Redisの本というコンセプト的に仕方がない所もあるのでしょうが, 「全てをRedisで解決する!!!」というような内容になっていて, だいたい業務で使う時はRedisとMySQLなどのRDBMSを組み合わせて... というパターンが多いので, イメージがつきにくいというか, 若干オーバーテクノロジー(?)気味では, という印象がありました.
感想としては, 第1部はRedis初心者にとっては概要を掴めるので結構有用そう, それ以外はRedisに慣れてきて初めて活きてくる内容が多く, そういう意味でもしっかり読み込むというよりは, 目次を見て興味持った部分だけ読み進める程度で良さそう, という気持ちでした.
次は年末にちょっと読み始めて放置していた「SQLアンチパターン」を読み進めようと思っております...