YAPC::Kansai, お疲れ様でした. YAPC::Hokkaidoに引き続き, 今回も非常に良いYAPC::Japanでしたね!
大阪と言えば, 自分が生まれ育ち, そしてPerlを学んだ思い入れの深い地元です. ここでYAPC::Japanが開催されるというのは, 本当に感慨深いものがありました.
前回のYAPC::Hokkaidoに引き続き, 一応スタッフということで参加はしていたのですが, 実際のところ座談会にトークに... と慌ただしくてそこまでスタッフとして働けなかったのは心残りでありました.
その代わり(?), 今回は本当にいろいろなイベントに絡むことができたので, そのへん紹介しつつ, YAPC::Kansaiの感想エントリにしたいと思います.
前夜祭に出ました
前夜祭のコンテンツである, 「突撃!隣の開発環境!」のトップバッターをやりました.
とにかくzshのaliasは改めて設定ファイル眺めてみると自分自身「ひどいな!!!」と言わざるをえない... というわけで, 近々あまり使ってない/覚えてないaliasはサッパリ整理していこうと心に刻みました.
あと記憶に残っているのは弾さんのツッコミ(Dan the interruption)で, 初体験(?)だったので, とにかくリズムを崩されっぱなしでした. 精進しないといけませんね...
割と(大阪らしい!?)ハチャメチャな部分もあった前夜祭ですが, いろいろと印象に残ったというか, 勉強になったことも多かったです.
例えば@songmuさんが紹介していた.tigrc
とかもそうで, ここ最近なるべくtig
を使っていこうと試みていたので, めっちゃ参考になりました. というかtig
って設定ファイルあったのか...
座談会をしました
「Perl入学式座談会 〜これまでの軌跡を振り返り, そして未来へ〜」という座談会に登壇しました.
今回は自分に加えて, 古参枠(Perl入学式の始まりを知っている, 初期メンバーの1人)であるところの@azumakuniyukiさん, そして受講者からスタッフ/サポーターになった枠として@gomaaburamaxの3人で, Perl入学式についてのアレコレを語りました.
ちなみにこの座談会, 当初は自分が司会をするつもりだったのですが, 「papixが司会をすると, 延々とpapixが喋って座談会ではなくなってしまう」などの懸念が登壇者の一部から出た為, 急遽@crazygirl_loverさんに司会をお願いすることと相成りました.
結果としてこの選択は大正解だったと思っていて, 2年前のYAPC::Asiaにおける若手座談会でも発揮された定評のある司会力で, 5年目の終わりを間近に迎えていよいよ6年目(!?)を迎えるPerl入学式にとって, 「過去を, 今を, 未来 繋げる」良い節目になったのではないかな, と思っています.
トークをしました
「PerlのWebアプリケーションをデプロイする時に僕達が考えたこと」というタイトルでトークをしました.
今回はちょっと反省点が多かったと思っていて, 特に20分だとどうしてもデプロイについての概論的な部分でいっぱいいっぱいになってしまって, 具体的な内容に踏み込めなかったのは悔いが残るところでした...
とはいえ, 発表資料をまとめている中で自分自身の経験も整理することができたので非常に有意義でしたし, 特に学生さんや, 趣味でプログラミングをしている方にとって, 「Webアプリケーションのデプロイ」は小さくない壁だと思っていて, そういった所にチャレンジする際の指針を考える資料としては役立てるのではないかと期待しています.
次にこういった内容で発表をする時は, 勇気を持って40分で応募して, 20分で概論を語り, 残り20分で概論を踏まえた実践的な(実務的な)内容に触れられるような構成に出来たらいいなーと思います.
トークを聞きました
とにかく壮絶といった感じで, MBaaS(Parse.com)に依存したサービスが, MBaaSのクローズに伴ってどのようにMBaaS依存から脱却していったか, その実態が語られていてとても興味深かったです.
トークの中で「MBaaSの利用は借金」と仰っていて, まさにその通りだと思うし, 利率は違えど(?), IaaSやPaaSの利用もノーリスクではなく, ある種の借金であることには違いないと思うので, そういった観点を持った技術選定って大事だなあ, と改めて思いました.
めっちゃ良かった. 特にトークの順番が良かったと思っていて(?), 自分のトークで自分自身がデプロイのついての概論を語って振り返った後で, こういった実際の風景を見れると, より深く理解出来た気持ちになって良かったと思います.
あとは質疑応答で, 「こういった自動化や効率化は属人化しがちだけれど, どう対処している?」という感じの質問に対して, 「少し穴を残しておいて, そこを突っ込まれたら"じゃあやってみて!"と丸投げする, そうやって自動化や効率化のためのコードに触れてもらって, 慣れていってもらう」みたいな答えをしていて, これはまさに目から鱗, 逆転の発想という感じで, 非常に感銘を受けました.
RDBのアンチパターンに関して, 具体的な例も織り交ぜながら解説していくという感じのトークで, 非常にタメになりました. ファントムリードやダーティリードは「りろんはしってる」という感じで, きちんと理解出来てる自信がないので, 改めて理解に努めようと思いました...
それからなんといっても, ベストトーク賞おめでとうございました! 参加者による投票形式で, B部屋というキャパシティが少ない会場だったにも関わらず, ベストトーク賞を受賞するというのは本当に凄いことだと思っていて, とにかく凄く凄いです!
なんと同じ会社の一員になることができたので, この辺りのRDBの話題, いろいろと伺えたらいいなーと改めて思いました.
そしてYAPC::Fukuokaへ...
無事YAPC::Kansaiが終わり, 次はいよいよYAPC::Fukuokaです. 既にティザーサイトが公開され, チケットの販売やトークの募集も開始しています.
yapcjapan.org
YAPC::Fukuokaは現地のFukuoka.pmとJPAの協力のもと開催される訳ですが, 実はYAPC::FukuokaについてはJPA側の代表が自分という事になっていて, Hokkaidoからスタートして, Kansaiに渡ったバトンを私達が受け取り, Fukuokaの次であるOkinawaへと繋ぐ, 重要な役割を担うことになりました.
まだまだ至らぬ点も多いですが, 実行委員長である@debilityさん, そしてFukuoka.pmの皆さんやJPAのスタッフと協力しながら, YAPC::Fukuokaの開催に向けて, 頑張っていきたいと思っています.
...それではまた, 7月に福岡でお会いしましょう!!!